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専門職能継続学習(CPD)


1 「土地家屋調査士CPD」構築の趣旨

 現今の社会環境及び司法制度を取り巻く環境が急速に変化する中,「隣接法律関連専門職種」,「測量技術者」としての土地家屋調査士の責任は非常に重大であり,プロフェッショナルとして社会の要請に応えていかなければなりません。
 そのためには,業務遂行に供する専門知識と技術の更なる向上を図ることが不可欠であり,我々土地家屋調査士は,専門資格者として継続的な能力開発を進めていかなければならないのです。日常的に自己研鑽に励み,努力している会員の取組を全国共通の基準で適正・公平に評価し,それらを公表することで社会にアピールし,我々が必要な存在であることを発信していくための仕組みが「土地家屋調査士専門職能継続学習」(「土地家屋調査士CPD」)制度なのです。
 この度,会員の継続的な自己研鑽の取組を,全国共通の基準で適正・公平に評価し,それらを公表することで常に最新の専門知識・技術をもって社会の要請に応えている土地家屋調査士を社会にアピールし,社会的評価を獲得するために本制度を構築するものです。

2 「土地家屋調査士CPD」の概要

CPDとは?

 CPDとは,(Continuing Professional Development)の頭文字をとった略称です。
 我々専門資格者たる土地家屋調査士は,業務に関連する法律の改正,測量技術の急速な進展に伴い,常に業務遂行に必要な最新の知識・技術の習得,さらに,能力の維持・向上を図っていかなくてはなりません。そのために,研修会・講習会への参加,専門書の購読等の履歴を共通の基準で評価し,単位(ポイント)を付与し,それをインターネット等で公開することで,専門資格者たる土地家屋調査士の社会的認知度の向上を図るものです。

なぜ CPDなのか?

 多様化し複雑化した現代社会が,我々専門資格者,いわゆるプロフェッショナルに対して持っている要請に,プロフェッショナルとしてどう応えるか,その一つがCPDなのだといえます。
 現代社会において,我々専門資格者は,情報開示を求められています。土地家屋調査士は,社会において一つの特権を取得した国家資格者です。国家資格者として,その実務実績等の情報を開示することは,サービスの享受者である国民が業務を依頼する際の一判断材料としての有効な情報を得ることとなり,依頼者との信頼関係を構築する基本的な条件となるものです。
 本来プロフェッショナルは,誰に強制されることなく日々研鑽を積み,倫理を守り,自身の専門性を常にプロフェッショナルであるにふさわしいレベルに保っていますが,それらを市民の目で見てもらい,説明をして理解してもらうことを制度として位置づけることが,社会の要請であり,その社会の要請に応えるための方法の一つとしてCPDを取り入れたのです。

CPD制度の目的

 土地家屋調査士の研修については,土地家屋調査士法第25条において「調査士は、その所属する調査士会及び調査士会連合会が実施する研修を受け, その資質の向上を図るように努めなければならない。」と明文化されております。
 土地家屋調査士CPDは,正に土地家屋調査士会員の資質の向上を図り,その成果を数値化,可視化することにより市民の理解を得ることによって,土地家屋調査士の社会的信用を高め,高い業務資質を市民に提供し続けることで社会に貢献することを目的とします。

3 認定基準表

4 土地家屋調査士CPD履歴情報の公開

 土地家屋調査士検索のページにおいて、土地家屋調査士ごとのCPD履歴情報を閲覧することができます。