岐阜県土地家屋調査士会

【目的】

歴史的情緒のある土地の筆界を導き出すことで、土地家屋調査士が「筆界を明らかにする業務の専門家」であることをPRする。

【経緯】

岐阜城は国有林の中に建っているが、更正図では、天守閣付近は「18番」という地番の一筆の土地であったことが読み取れる。
最新の測量技術(S-DEMデータの利用など)と地図を読み解く土地家屋調査士の能力を融合させ、かつての筆界を導き出し、可能であれば現地に境界標を設置したい。
この事業がきっかけとなり、もし将来土地の表題登記が実現すれば、戸籍上の本籍地とすることができ、登記制度の恩恵を知る機会にもなると考えた。

【目指すもの】

上記「目的」以外に、もし現在岐阜城を表題登記しようとすると、その所在は最も近い土地の地番を用いた「何番地先」のように表示することになり、建物図面の作成に係る測量も難易度が高いと想像する。国有地の登記が閉鎖されたことは、登記制度にとって良いことだったのかを考えるきっかけとしたい。

【事業経過と結果】

国有林で測量作業を行う許可が取れず、プロジェクトを進めることができなかった。

【登記制度について創造されたもの】

国有林になるまで存在していた「岐阜市字天守閣18番」の筆界を、最新の測量技術で現地に復元し、可能であれば登記を復活させること。

【創造されたものを活かすには】

岐阜市へ、地方自治法第260条の取り扱いについて確認する。
登記復活の際に、国有林野内に基準点、境界標を設置する必要があるか法務局と打ち合わせる必要がある。設置する場合は、その作業許可について岐阜県又は岐阜市と協議する必要がある。
土地の登記が復活できれば、岐阜城の建物表題登記を行い、これを広報することで登記の重要性を市民に考えていただくきっかけとしたい。